株式会社アンカー様は、令和元年11月に設立。「困っている方の拠りどころ、支えとなれるよう、地域に根付いたサービスを提供したい」との想いを込め、岐阜県本巣市、瑞穂市、北方町、大野町、岐阜市を中心に居宅介護支援や訪問看護などのサービスを提供されています。今回、代表取締役山本竜也様に電柱広告の効果や会社についてお話を伺いました。

電柱広告はお役に立っていますか?

「電柱広告を見て電話してみた」といった声をいただいてい ます。電柱広告により、徐々に 会社の知名度が上がっているなと感じます。また、利用者から「こんな場所にも掲示されてい るのを見つけたよ」という声を いただくこともあり、愛着を持ってご覧いただいていることを 嬉しく感じています。今後も、電柱広告を通じて、地域の皆さまに当社の取り組みやサービスが広く伝わることを期待しています。

事業内容を教えてください

居宅介護支援や訪問看護、障がいのある方を対象とした相談支援事業所の運営などのサービスを提供して います。要介護・要支援の認定を受けた方を対象にケアマネージャーによるケアプランの作成や介護サービス事業者との調整等を行い、病気や障がいのある方を対象にご自宅での看護ケアやリハビリの支援等を行っています。また、相談支援事業所では、65歳未満の障がいのある方を対象に、状況に応じたケアプランを提案し、自立した生活を支援しています。

どのような方が働いていますか?

看護師や理学療法士・作業療法士・助産師などの有資格者を中心に、14名が在籍しています。5年以上の実務経験者が多く、一人で何事にも対応できる者ばかりです。いずれは新卒採用も行い、さらなる担い手を育成していきたいと考えています。

社名とロゴマークに込めた想いを教えてください

アンカーという社名には、「困っている方の拠りどころと支えになりたい」との想いを込めています。ロゴマークは、私の苗字「山本」の「山」と、社名「アンカー」の「ア」を組み合わせたものですが、昔ながらの屋号紋のように、ご高齢の方にも親しんでいただけるかなと思っています。また、当社は令和元年の設立ですが、「『令和』の『令』にも見えるロゴマークだね」との声もいただいており、このマークにしてよかったと満足しています。

起業後、ご苦労はありましたか?

設立当初、従業員には、介護・看護に加え営業活動も担ってもらうなど、大きな負担をかけていました。その時の反省から、「自分が先頭に立って引っ張っていこう」と決意し、従業員が大変だと感じることを率先して行うようにしています。現在は、少しでも従業員の負担を減らせるよう、私が営業を行っています。多くの業務を抱えてまだまだ大変ですが、最近利用者から「安心して任せられる」「利用してよかった」等のお褒めの言葉をいただく機会が増え、大きな励みとなっています。

訪問看護の出張所もオープンされたそうですね

2021年12月に訪問看護の2事業所目となる「サテライト事業所」を、本巣市北部の高齢者世帯の多い地域にオープンしました。サテライトでは、訪問看護事業の展開だけでなく、日用品・介護用品の販売や、車椅子や杖などの介護ショールームも併設しています。一般的に利用者は介護用品に対する知識が乏しい中、病院で薦められるままに購入するケースが多いと思いますが、ショールームにはスタッフが常駐していますので、相談いただきながら直接触れて、使い勝手を確かめていただき、ご自身に最もフィットした用品を購入していただきたいと思っています。また、杖の先端に付けるゴムなどの消耗品も気軽に購入できる場所になればと考えています。

今後の目標や方針を教えてください

一般社団法人を設立し、2022度内に障がいのある方やご高齢の方向けのタクシー事業「福祉有償運送」を始めます。通院や買い物の際の送迎を、通常の半額程度の料金でご利用いただけるサービスです。また、空き物件を利用し、障がいのある方向けのグループホームの運営も始めます。これらの事業では、タクシーの運転手やホームの世話人として高齢者を極力雇用し、シルバー雇用にも貢献していきます。さらに今後SNSでの発信を続けたり、YouTubeも始めたりして情報発信も大切にしていきたいと思っています。事業やサービスを一貫して提供できること、これが当社の今後の飛躍の鍵となると考えています。当社にご相談いただいたら、どのようなご要望にもお応えできます。そんな会社となれるよう、今後の事業展開を進めていきたいと思います。